5000兆年ぶりに梅雨が明け、猛暑ラッシュが幕を開けた。だが青空が似合う場所に出かけるなら正に今だろうという事で、前々から訪れたいと思っていた『海ほたる』にこの度行ってきた。ここは、千葉県木更津市と神奈川県川崎市とを結ぶ東京湾アクアラインのほぼ中間あたりに位置する、パーキングエリアにして人工島である。以前、川崎マリエンに行った時にもこの場所が遠目に見えた事から、いつかは訪れたいと考えていた場所だった。
腹ごしらえ
さて現地に到着して始めに足を運んだのは5Fの展望デッキ、ではなく一階下のショッピングフロアである。ここで、あさり焼き(たこ焼きのタコではなくあさりが入った物)やらクレープやらラスポテトやらをしこたま食した。丁度減量休止期間の最終日でドカ食いする日と定めていたから遠慮は無用だった。またそれも窓越しの外の風景を見ながら出来たのでとても新鮮な気分であった。それにしても、もう周りはカップルや家族連れまみれや。
想定通りの絶景
改めて5Fの展望デッキに向かった。やはり川崎マリエンの展望台で見た様な風景が、どこまでも広がっていた。それでも水平線の向こうには工場やらビルやらが建っており、デッキを周れば木更津市から横浜市を繋げて見ることが出来た。丁度双眼鏡を持参していたので、これでキサラピアの観覧車や東京スカイツリー、ビッグサイト、横浜ランドマークタワーを確認することが出来た。ただ残念な事に、より遠くは靄がかかっていて、富士山を見ることは出来なかった。因みに固定式の高倍率の双眼鏡ならデッキの各所に設置されており、100円を入れると使用出来るようだ。
また、川崎方面を見ると、途中に『風の塔』と呼ばれる人工島が建っているのが分かる。東扇島東公園からは小さく見えたこの島も、ここからは若干大きめに見えた。だがお馴染みの青と白のストライプ模様はこの位置からは確認できなかった。また、これを見ている時は強い風が真横から常に吹いていた。この風速が常時の物であるのかは分からないが、兎も角この風が『風の塔』の中央の隙間を通る事によって、海底トンネル内の換気を効率的に行えるようである。
また、海ほたるの特徴的なモニュメント、カッターフェイスも見てきた。海底トンネルの掘削に利用されたらしいこれも、川崎マリエン展望台の視点からは非常に小さく見えたものだが、至近距離で見た時はやはり大きかった。
帰りに
日没まで粘りたかったのだがこの暑さではそれも厳しかったので、予定より早めに引き返す事にした。その前に土産店を物色し、気になるお菓子を幾つか買いこんで自宅で味わった。その中で『海ほたるプディングバーム』はかなり旨かった。寧ろこれの為にまた海ほたるを訪れたいと思った程である。
また良い風景が見える何処かに足を運びたいと思い、次は何処にしようかと検討したが、それ以前に今月末辺りに別の意味でそれが拝める所に行く予定なのを思い出した。


