KEK一般公開2019に行ってきました

2019年9月7日土曜日

写真 展示会など

今年も上の写真にある、Belle測定器が見たくなり、足を運んだ。

去年の一般公開時は雨だった為、KEKへのシャトルバスも空き気味だったことを覚えているが、今年はうだるような晴天だった事もあり、やたら混んでいた。とはいえKEKの構内を歩く人の規模それ程大きく変わっていないような印象だった。

さて、今年はBelle測定器やSuperKEKB加速器の様な目玉の物以外に、去年訪れることが出来なかった場所等を訪ねたので、以下に纏める。

コッククロフト・ウォルトン型加速器

大分昔に現役だったらしい加速器である(1972年初運転との事)。自分にとっては、加速器といえば円型や直線型のイメージしか無かった為、本装置については特に予備知識を持っていなかった。近くのスタッフに突っ込んだ質問が出来なかった事が悔やまれる。

超伝導リニアック試験施設

こちらは、電子ビームを加速する為の超伝導空洞が内部に格納されたクライオモジュールである。ニオブという素材を用いて作られた空洞ユニットを、液体ヘリウムで冷やし続けて超伝導状態にしておき、これにより少ない電力で高い加速電場を作り出すことが可能との事である。

本装置を利用したILC加速器を作るというプロジェクトが存在しているらしく、自分もこの辺の動向は全く知らなかった為、その辺りについて少しスタッフに質問したりした。

ノーベル賞メダル

去年も同様の展示がなされていたかははっきり覚えていないが、つい間近で見たくなった。写真は小林誠博士のノーベル賞メダルのレプリカである。説明によると、ノーベル賞の受賞者は、ノーベル財団から本物のメダルと一緒に、本物と同じ鋳型から作成された3つのレプリカが授与されるとの事で、これはその内の1つである。

スタッフが見守る中、手袋をはめて手に取ってみたりもした。如何にもメダルという感じの質感であった(小並感

おまけ:イケメンと化した素粒子

様々な素粒子を擬人化したコンテンツ『ParticleBoys~素粒子男子』なる物の関連グッズが販売されており、去年も同様に存在した筈なのに、どういう訳か今年はその内の一つを衝動買いしてしまった。

写真左の缶バッジの子は電子を擬人化した『エレク・スミス』である。俺は今後彼を推していく事に決めたんや。