新たなる万年筆と、これから

2020年1月13日月曜日

万年筆

ある筆記具メーカーに勤めている知人と自分の対話から。

知人「船来の万年筆なら、ペリカンのがお勧めだ。書き心地が最高」

自分「ほう」

知人「アレで満足できないなら、ウチのを買うべきだ」

自分「うーん、ラミー!www」

LAMY Safari ぺトロール

かくして自分は4本目の万年筆を手に入れてしまった。少し前の話である。

これはサファリシリーズの2017年版限定物で、ぺトロールカラーである。前々からサファリシリーズの万年筆を使ってみたい思いはあったものの、これ以上普段使いの本数を増やしたくない思いが手を出す事を躊躇させていた。しかし、万年筆の中では比較的安価であった事と、普段使いにはしないという条件の下で購入する事にした。

万年筆への熱が再燃してからにおける、初めての鉄ペンであった。一通り使ってみて思ったのは、本ペンの良い所は、鉄ニブ及びその設計コンセプトから『ラフに扱える』という点だと思った。ほかに所有している万年筆の様に、傷が付かない様デリケートに扱う・・・といった仰々しさが要らないのである。書き心地も申し分なく、万年筆に豪奢さを求めないのであればこれで十分だなと思えるクオリティだった。そしてこのぺトロールカラーが、格好良さと野暮ったさがいいバランスで同居しておりとても心地良いのである。アウロラの華やかさとはまた違った味がある。ほぼ同色と思われる、パイロットの色彩雫シリーズの『月夜』を吸わせてみたくなった。

そうして普段使いは既存の3本としつつも、お絵描きなど局所的な用途で使うこの1本という形で自分の中における万年筆の世界観が今日まで固まっていた。

ローテーション問題への解決策

以前にも書いた通り、ペンの中でインクを固まらせない為には、普段使いでも3本が限界だとこれまで考えていた。ところが最近になって、これを解決するアイディアがふと湧いてきた。新しい万年筆の購入を渋らせてきたこのローテーション問題に関して、以下の様な使用フローにする事で、ある程度これを緩和出来る事に気が付いた。

  1. 使用中の万年筆のインクが切れたら、一旦洗浄して保管する。
  2. インクの入っていない予備の万年筆にインクを入れ、1の代わりとして使用する。
  3. 2や他の万年筆に関しても、1,2の要領で使用する本体を入れ替える。

要はインクが切れる度に、普段使いの万年筆を切り替えれば良いではないかという事である。これにより、インクを詰まらせる様な問題を起こさずに、事実上沢山の万年筆を普段使いとして使用できる事になる。つまり、所有する本数が3本から大きく逸脱してはならない訳ではなくなった!

そしてこんな解決策など湧くべきではなかった!

要は何が言いたいのかというと、アウロラ・・・木星・・・・

うっ・・・頭が・・・!